「今、かつて仮面浪人をしていたことを 
振り返って、どう思うか?」 
 
と尋ねられることがあるとするなら、 
なんと答えてよいのか非常に迷うところです。 
 
「仮面をやって良かったとは言えないが、その一方で  
悪かったとも言えない。仮面経験に苦しめられてもいるし、 
助けられてもいる気がする。」 
 
今ならこのように答えると思います。

腕力や体力などの肉体面や、精神力は 
仮面浪人の時の経験で相当に鍛えられた気がします。 
仮面時代、入学金と1年分の授業料まで
貯金することを目標としました。 
 
その結果 
 
大学(内職&授業)→図書館や勉強のできる店で受験勉強&食事(自宅が近くなかったため)→徹夜の肉体労働→大学で爆睡→通常のバイト→寝るまで受験勉強。 
 
といった生活サイクルが、 
延々と繰り返されることになりました。

仮面をしていて一番最悪だった時期は、 
年明けからのセンター、テスト期間から二次試験まで。 
この時期は大学と受験直前の恐怖の二重殺奏です。
年明けからの2ヶ月は仮面にとっては死の二か月です。 
僕の場合、ペースをだいぶ落としていたとはいえ、 
年明けからもバイトを続けていました。

ごくたまに、大学もバイトもない日もありましたが、 
その時に40時間寝ていたこともありました。

過酷なスケジュール、恐怖感や不安感や絶望感、 
孤独感、仮面をしていることの罪悪感や 
背徳感に襲われて体重はみるみる、落ちていきました。

おそらく仮面は、個々の場合で 
もちろんケースバイケースな部分はあるでしょうけど、 
一般的には純粋に浪人するより辛いかもしれません。 
しょっちゅう自分の中で矛盾に陥り、 
常に何を優先するかで 悩むことになる。 
社会人をやりながら、受験するとかなんて、 
もう、自分自身の想像を超えている気がします。 
 
それでも、極限状態に絶え続けながら、 
続けていくことは、結果はどうであっても後々、 
無駄なものには、なりえないものだと思います。 
今はそのことをわかることができなくても、 
いつか納得できる日がくるのかもしれません。 
僕自身いまだに、そのことに対して、 
結論が得られずその結論を得るために、 
日々の手探りの中で模索中です。

コメント

夢追い人
夢追い人
2006年7月12日18:02

仮面時の生活について、とても共感できました。
センターから二次試験まで、年明けは最悪ですよね。
特に理系学部は鬼です。

私自身、仮面をする事に何も見出す事ができないような未熟物ではありますが、今の時間が無駄では無い事だと信じて頑張りたいと思います。

トレミー
トレミー
2006年7月12日19:05

コメントありがとうございます。 
理系で仮面は確かに苦しいですね。 
オレは文系でしたが、文系の中では結構厳しい学科でした、とはいっても理系ほどシビアではなかったと思いますが(汗) 
 
仮面をしていた頃は、成功率がうんぬんは別として 
「もうやってみるしかないだろ」的に 
ヤケクソになってた部分はあります。 
受験勉強に限らず、よほどのことが無い限り、 
結果が出るまでは頑張ってみることも、
時には必要かと思います。 
 
センター91%ですか…。凄まじいですね。 
オレは81%程度でした。 

もうじき夏休みだと思うので、有意義に過ごしてください。 

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