理想の変化

2006年8月5日
打ちのめされ続けると 
かつて掲げていた理想の姿は色あせてくるように 
思えてくることもある。 
けれど、理想が打ちのめされても打ちのめされても、 
かならずしも、それが悪いことばかりだとは思わない。 
むしろそれはそれで、
現実に打ち克つ力を鍛錬してくれるのではないか。 
 
無様な中でも、これ以上転げ落ちないように 
なんとか踏ん張ることは、実はとても難しいことだと思う。 
うまく軌道に乗り、順調に続けていく、 
ということよりも、はるかに精神力が要る。 
度重なる失敗を経験していなかったら、
このことは決して分からなかっただろう。  

厳しく無様な現実に、打ち勝ち続けたあげく、 
高い次元においてかつての理想と 
一本化された新たな理想の姿が 
見えてくることもあると思う。 
鍛錬された己はより高い次元の 
「何か」が見えてくるものだと思う。  
そうなれば確実に理想へ到達する確立は上がる。 
 
『理想と現実は表裏一体かつ紙一重だ』

というのが僕の信念で、 
日々の苦しく無様な現実の積み重ねがなければ、 
理想への到達も有り得ない。  
そういった意味で表裏一体かつ紙一重ということです。
 
どんなに無様でも、どんなに無駄に思えても
どんなに苦しくても、どんなに無意味に思えても 
かつての日々を、納得できる日は必ずや訪れると思う。 
その過程を分かってくれる人もどこかにはいる。 
力いっぱいに生きた証は心に刻み込まれる。 
最後の最後の結果云々よりも、というか、 
結果はそれはそれで、とても大事だけど 
それよりも過程を、笑ってすごせるようになればいいなと思う。
 

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